




バレーは屋内競技であることから、屋外スポーツよりもテレビ制作側の努力や工夫が目に見えやすいスポーツ。ワールドカップバレーは30年、春高バレーは38年という長い歴史を糧に、バレーの魅力を映像に収めていく。
─ほかのスポーツと比べ、バレーボールならではと感じる部分はありますか?
ゴルフやマラソン、駅伝といったスポーツも大きなイベントですが、同時に野外競技ということで天候のリスクがあったり、競技エリアが広いことでの制約があります。その点バレーボールは天候に左右されない屋内競技。番組的にもっと面白くしようと、やり込める幅が深いのではないかと思います。撮影も演出も、どんどん新しいアイデアが浮かびますし、FIVBの理解もあるのでやりやすいです。
─フジテレビでは1969年にブームを起こしたアニメ「アタックNo.1」を放映していたり、1970年から春高バレー(全国高等学校バレーボール選抜優勝大会)を中継していたりと、バレーの歴史も深いものがありますね。
ワールドカップバレーで30年、春高バレーで約40年という歴史は特別なもので、スタッフのモチベーションやプライド、思い入れは強いですね。もちろん撮影テクニックやカメラワークといった技術も経験に裏打ちされており、他局にはない強みだと考えています。近年ではバレーの大会を多くの局で放送するようになりましたが、バレーボール競技の伝え方や、スポーツとエンターテインメントの演出具合といった点で、他局との違いを感じていただけるのではないかと思います。
─スポーツとエンタテイメントのバランスが取れていますよね。
もとは1995年大会から採用したところからはじまりました。スポーツとエンターテインメントの融合がなされ、年々進化を続けています。今年はスペシャルサポーターにジャニーズ事務所の新グループ「Hey! Say! JUMP」が活躍してくれますが、彼らも歴代の先輩たちが築いてきた成果以上のものを出そうとがんばってくれています。 ときには、行き過ぎたエンタテインメントではと厳しい声をいただくこともあります。ただタレントさんの起用からバレーボールの興味がなかった人を呼び込み、結果バレーボール人気を押し上げている理由になっていることは間違いないと思います。 エンタテインメントの取り入れ方として、30年の経験の中で「ここまでやっていいけど、これ以上は超えてはいけない。会場でこの曲はかけてはいけない」などの按配をしっかり考えています。試合とイベントの按配を……。国際大会であるわけですし相手国にも配慮しなくてはいけない。例えば、今年でいうとバボちゃんを日本の応援用キャラに位置づけるのではなく、各国キャラも登場させて相手国に対しての配慮を心がけています。
─実況者、ベテランアナウンサーのあり方は?
実況に関しては一時期、絶叫調を推進していたときがありました。確かに盛り上げはあるのですが、聞き苦しいという意見もあって賛否両論でした。今では試合の流れを表現するのが一番であり、特に指示はしていません。会場の臨場感を伝えるうえで声を張る、絶叫調になることはあっても、いきなり絶叫しては視聴者が置いていかれますし、ストーリーもつくれませんから。 私達には春高バレーもありますから、そこでフジテレビ系列の地方局のアナウンサーの力量をチェックし、ゴールデンタイムでもできると判断した人材をピックアップするというパターンを行っています。バレーボール中継を数多く行っている私達ならではのやり方だと思います。 また実況の彼らは本当にバレーボールが好きなんですよ。積極的に取材にいき、選手に会って知識を広げていっています。実況資料もかなりの数を作り、関係者からの信頼も厚いと思います。また現在の解説者の方々も春高バレーから始まりワールドカップバレーで活躍した選手達でもありますので、彼らを追ってきた制作者側と選手側という立場においても思い入れは強いですね。
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| 番組名 | FIVBワールドカップバレーボール2007 | ジャンル | スポーツ |
|---|---|---|---|
| 放送局 | フジテレビ(フジテレビ系) | ||
| 放送日時 | 4年ごとの放送 本年度放送 2007年11月2日から 関連番組 「ワールドカップバレーへの道」 月1回放送 | ||
| 番組URL | http://www.fujitv.co.jp/sports/volley/worldcup2007/worldcup.html | ||
| 主なスタッフ | ゼネラルプロデューサー・近藤憲彦、プロデューサー・木下智裕、チーフディレクター・高盛浩和(敬称略) |
スタッフ数 | 約30名 |
| 主な出演者 | 解説者・川合俊一、中田久美、大林素子、益子直美、吉原知子(敬称略) | ||
| 放送開始日 | 1977年11月(2007年11月で30年) | ||